メークイン(じゃがいも)

メークインイメージ1

メークインの品種の由来は、中世の春の村祭り(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王にちなんだものです。原種はイギリスのチェルテンハムに近いハンサムという地域が原産地となっています。日本での発祥の地は北海道の厚沢部町とされていますが、全国的に広まったのは関西からでした。メークインの誕生は男爵芋よりずっとあとで大正時代になってからです。昭和30年に入ると人気が上がり始めたと言われていて、少しずつポピュラーになっていきました。北海道における作付面積は4954haとなっています。全国では7598ha(春掘り・秋作付け)作付けされていて北海道は一大産地となっています。低い温度で保存可能で長期保存しておくと粘質度と甘みが増える特性を持っています。しかし男爵芋よりグリコアルカロイドの含有量が多く、じゃが芋の中では最も多いので、収穫後の保存法には注意が必要です。グリコアルカロイドとは毒の成分の名称で、ジャガイモ自身が虫から身を守るために作る毒のことです。注意点としては、光に当てない。成熟していない小ぶりの芋は緑化が進行するため注意が必要。皮は0.5mm以上の厚さに剥く。伸びた芽はえぐり捨てる。などの注意を怠ると接種してしまう可能性が増えるので注意が必要。この点を守ればとても美味しい芋などで人気がある芋となっています。

メークインの特徴

俵型で細長く芽も浅いため皮がむきやすいという特徴があります。中は黄色で粘りがあるために煮崩れしづらいじゃがいもです。男爵芋にはデンプンが15%ほど含まれていますが、メークインは13~14%となっています。デンプン価が男爵芋よりも低いため煮崩れしにくいのが大きな特徴となっています。デンプン価が低いので油で揚げるコロッケなどには向いていません。

メークインイメージ2

メークインの適した料理

滑らかな舌触りで、ほんのりとした甘味のある十勝のメークイン。煮崩れしくい特徴を生かした煮物料理に最適です。

  • カレー・シチュー
    カレー・シチューイメージ
  • 肉じゃが・煮物
    肉じゃが・煮物イメージ
  • ポテトグラタン
    ポテトグラタンイメージ

メークイン(じゃがいも)の
ご注文はコチラ
>>